もんちゃんの雑学集

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「サルのノミ取り」で、サルはノミを取っているのではない!

どのサルにもよく見られる仕草と言えば、“サルのノミ取り”ですよね。でも、これって”ノミを取っていない“らしいのです。どういうことなのか調べてみましたので、紹介したいと思います。

 

どうやら、そもそもサルにはノミはいないらしいのです。

それでは何をしているのでしょうか。これは彼らの日常的なあいさつ行動なのだそうです。「こんにちは」、「お元気ですか」、「仲よくしましょう」これらの意を含めてお互いに毛づくろいつまりグルーミングをしあっているのだそうです。

 

誰かが、いかにもノミを取っているように見えたので、そんな風に名付けたのでしょうが、それは誤解で、サルにノミは寄生しません。そもそもノミの幼虫は、体から落ちるフケなどを食べていると言われています。それらを食べつつ血を吸える成虫になってから寄生するには、宿主が同じ寝床に戻ってくれない限り話にはなりません。サルは、同じ寝床に戻ってくるでしょうか。答えは「いいえ」です。彼らは放浪します。毎晩寝る場所は違うのです。ノミが寄生しようがないのです。安住化しない限り(帰巣性がない限り)、ノミは体につきません。サルの仲間では、例外的に私達にはつきます。

 

では、サルは何を口に入れているのでしょうか。実は、汗が乾いて毛についた塩分を食べているのです。サルは、こうして自分で塩分を補給することが出来る賢い動物なのです。

 

如何だったでしょうか。てっきり管理人も「ノミを取っている」と誤解していました。今度からサルを見る目が変わりそうです。